副作用のこと


白血病の治療、化学療法は病気本来との戦いというより、抗癌剤の副作用との戦いって言っても過言ではないと思う。

私の場合、副作用について、一番初め抗癌剤治療を始める前に主治医から説明がありました。その時、主治医は少しでも起こりうる可能性のある副作用を、次の5つに大きく分けて説明をしてくれました。



@ 骨髄抑制 白血球、HGB、血小板の低下
 
(白血病の場合、これを目的に治療するから『副作用』と言うかは疑問ですが…)
A 消化管障害(口〜肛門) 口内炎・むかつき・食欲低下、他いろんな粘膜障害
B 脱毛 一時的に抜けるが、治療後また生えてくる
C 生殖能力の低下  約50%の可能性で生理が無くなり、不妊になる。
D 急性腎不全 正常な腎機能が失われ、尿が出なくなる。


私は病名の告知もショックだったけど、ある意味、副作用の説明はそれ以上にショックでした。
女だしやっぱり『脱毛』、『不妊の可能性』っていうのが一番辛かった。不覚にも主治医、両親、彼の前で泣いてしまいました…。

全治療を終えてみてツライ副作用もいっぱいあったけど、周囲の協力もあって何とか乗り越えることができたと思ってます。どこでも同じと思いますが、医者っていうのはご丁寧に(?)少しでもおこりうる可能性がある副作用も事細かに説明してくれます。確かにそれら全部が自分におこりうることもあると思いますが、全部おこるとも限りません。

そこで、各治療ごとの私が実際体験した副作用の内容と、どう対処したかってことを書いてみました。何かの参考になれば…嬉しいです。



寛解導入療法〜地固め療法3回目まで
維持強化療法1回目〜維持強化療法6回目