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日付 検査など 日記
10月 リハビリセンターへ転院 10月の1週目、突然主治医に

「急なんですけど、あさってにリハビリセンター(リハビリ専門の病院)の病室に空きがでるらしいから、転院しますか?」

と聞かれる。いきなりだったけど、心待ちにしてたのでOKする。これからは月一回、血液内科に通院することになる。

まず、退院の準備です。1年半くらいの入院生活の個室にある荷物の量は、半端じゃありません。そして明後日、この病院で会計を済ませて退院し、そのまま昼前には転院先の病院に行くというハードスケジュールです。


そして当日は朝から慌しく出発し、看護師さんたちにもろくにお礼も言えずでした。

そして昼前にリハビリセンターに到着。案内してもらった部屋は個室です。

でも、トイレが無い…。ちょっとショックでした。私はてっきり、リハビリセンターの個室だし、バリアフリートイレが設置されてるものだと勝手に思い込んでました。確かに個室=トイレが付いてるとは限らないですよね。でもそれ以上に、ショックなことが…。

普通は誰でも用を足す時は、扉を閉めて鍵をかけますよね(家のトイレだと、そうじゃない場合もあるかも知れませんが…)。

ところが、ここの病棟のトイレは、バリアフリートイレがいくつかあるのですが、全てのトイレの扉が無く、替わりにナイロン製のヒラヒラのうっす〜いカーテン1枚があるだけなのです。
ちょっと風が吹くと、カーテンが揺れて中が丸見えになりそう…いや、風がなくても、隙間から中が見えるってぐらいです。

しかも男女の区別もありません。看護師さんには「皆さんこのトイレを使ってます。リハビリだからがんばりましょうね」、みたいなことを言われる。
多分、トイレで倒れたり、立てなくなったりする人に、看護師さんが気付きやすいように、という理由だろうと思います。

そこで私はポータブルトイレを部屋に置いてほしいとお願いしましたが、よっぽどの重症な人の所にしか置かないということで、無理でした。

…仕方なく、早く退院して、ここから抜け出すぞ〜〜!っと開き直り、結局この環境で半年間を過ごしました。(この時期ばかりは、女を捨ててました)

トイレで用を足してる時に、看護師さんが見に来るなんてことは、しょっちゅうでした。また、全然しらない入院患者のおっちゃんに、カーテンを突然開けられたことも何回かあります。(その逆もありました…)

でも慣れって怖いです。今から思うと、よくこんな環境で生活してしてたよなあと思います。

そして、なんと消灯が9時!ちょっと早すぎると思ったけど、たてまえだけなんだ、と思ってました。が、大部屋と廊下の電気は早々と消され、他の患者さん達は殆どの人が8時半にはベッドに入っているのには驚きました。
私はさすがに9時には眠れなかったので、部屋の電気をつけてパソコンをしてると看護師さんによく注意されました。


でもその看護師さんたちは、消灯後もナースステーションで大声で喋ってるし…やっぱりその病院によって看護師さんって違うんだなぁ〜と実感する。


転院してからの、初めての血液内科の外来に行く。
当時は母と、介護タクシーを使って行ってました。外来はすっご〜く混んでて、かなり疲れる。