2001年 5月30日、31日 この月の採血データへjump!
日付 検査内容 日記
5/30
(水)
・尿検査
・採血
  白血球 …12800
  好中球 …64個(0.5%)
  P.gr   …83%
  赤血球 …2.03
  HGB   …5.9
  血小板 …0.6万
  単球   …5%
  CRP   …1.4
  LDH   …764

・レントゲン
・骨髄穿刺(マルク)
・赤血球輸血
・血小板輸血  

・ジフルカン、クラビット、アロシトール、ガスター服用開始

・イソジン、アロシトールでのうがい開始

・体温…38℃くらい
まず尿検査だけした後の診察で膠原病の疑いがあると言われる。今までに聞いたこともない病気だったので「何それ?」って感じで大したショックはなかった。
更に色んな検査をしてみて、もう一度診察室に呼ばれ『急性白血病』と診断される。かなり動揺して泣きながら家と彼に電話するが、家には誰もいなくて連絡がつかない。一方彼は仕事中にも関わらず、車で片道2時間ほどかかる病院まで駆けつけてくれた。
その後、骨髄検査(通称マルク)をする。こんなに痛〜い検査がこの世にあるのかと思うぐらい激痛、そして先生が思いっきり力を入れて胸骨に注射針を刺してくるのがすっごい怖かった。終始半泣き状態で、最後骨髄液を吸い上げる時は思わず叫び声を上げてしまいました…。(後で思い出すとスゴク恥ずかしかったです)
マルクが終わって数時間たっても痛くて痛くて起き上がることができず、ベッドのまま緊急入院病棟?みたいな所に運ばれてそのまま入院となる。
先生に、入院の準備もあるし一度家に帰りたいと訴えたけれど聞き入れてもらえず、今晩輸血をして明日の朝のみ外出する許可をもらう。
夕食後に両親が来てくれたところで、主治医から両親、彼、私に正式な病名(急性骨髄性白血病)やこれからの治療についての説明を受ける。血小板、赤血球の輸血を寝る前にする。特にアレルギーは出なかった。点滴の針はそのまま手に刺しておくらしく、その部分を包帯とテープで保護してもらう。
この病室は救急で入院する人がとりあえず入ってくる部屋なので、ベッドは6つで男女関係なく患者さんがいる様子。そのため私をはじめ、私の家族にもマスクと手洗いを促される。
今日は一日全てが予想もしなかった唐突な出来事ばっかりだったので、寝る前は『これが全部夢やったらいいのに…早く目が覚めへんかな〜…』なんて思いながら泣きながら寝た。こんな状態じゃ今晩は寝れないかも…と思ったけど結局はよく寝れました。
5/31
(木)
・採血
  白血球   8900
  好中球    170個
  P.gr      67%
  赤血球    2.30
  HGB     6.6
  血小板   3.2万
  単球     11%
  CRP      2.2

・歯科検診
・吐き気止め(カイトリル)
・抗癌剤(イダルビシン)
・抗癌剤(キロサイド)
・生理食塩水
・蓄尿開始
今日は朝から家に帰るから、早々に朝食を済まして昨日泊りこんでくれた彼と家に帰る。あまり時間もないので、ちゃっちゃと準備してシャワーを浴びて病院へ戻る。
しばらくして歯科に行く。治療してくれるのかと思ったら、今回は検診と歯のレントゲンを撮っただけ。これからの歯磨きについての指導を受ける(歯茎を傷つけないように…など)。でも虫歯があることには間違いないみたい…。
いよいよ寛解導入療法スタート!
IVHは明日入れる予定なので今日は腕からおとす。昨日の点滴針と更にもう一つ点滴の針を刺すことになる。これがなかなか刺さらず2回失敗。結局昨日の点滴針は左腕やのに、今日は右腕に刺されてしまい、両腕を点滴に繋がれる。キロサイドと生理食塩水は24時間なので寝るときももちろん両腕には点滴が…。寝てる間に外れないか不安だったけど何とか無事でした。