2001年 2月〜5月中旬(病気の前兆)
 2月 入社して以来、初めて任されてた大きな仕事が一段落ついてホッとしていた。普段は元気だけがとりえの私が、初めて心底疲れたと感じだしたのも丁度この頃から。
 3月 3月中頃から足に赤い斑点がいくつか出てくる(後にこれが血小板減少のための点状内出血だとわかる) でも痛みやかゆみは全くないので、この時は気にもとめなかった。スキーにもよく行ってました。スキーしている間は疲れを忘れることができたように思う。
 4月 体に疲れを感じることが多くなる。また生理の量も多く、期間も長かった。それもこれも全部仕事のせいだと勝手に思い込んでいた。
この頃から『今の会社を辞めて、ちょっとゆっくりしようかな〜』なんて優雅なことを考え出す。
 5月上旬 この頃になると色んな自覚症状がでてきてます。

・腕、足に身に覚えのない青アザがでてくる。また以前からあった点状内出血も足全体にまで増えてくる。

・通勤電車で立っているのが辛くなってくる。以前なら全然座れなくても平気やったのに、おかしいな〜と思った。立っていると貧血をおこして途中の駅で降りて休憩したこともありました。

・仕事中、座ってて急に立ち上がったりした時によく眩暈をおこしてた。これもやっぱり仕事の疲れか、もしくは年齢のせい?なんて思ってました。

・最寄駅から家までの道のりを歩くのが苦痛になってくる。途中で休憩しないと歩けない状態になってくる。

・飲み会では少し飲んだだけで気分が悪くなり、トイレで立てなくなる。

・友人との待ち合わせで待ちぼうけをくらい、30分立ちながら待つ。普段なら30分立ちっぱなしくらい平気なのに、意識が朦朧としてきてその場に座り込んでしまう。

・右足付け根(ビキニラインあたり)に小さなしこりのようなものが出現!また、今月も生理の量が多かったので『もしや子宮か卵巣にでも異常があるのかな?』と不安になり婦人科を受診。でも子宮、卵巣には異常なし。しこりについては『抵抗力がおちているから……』と長々と説明されたけど、異常なしという言葉に安心しきってた。

・何やらお尻に異物感が…『もしかしてこれって痔?』ということで特に痛みはなかったので市販の塗り薬だけで治そうと努力する。でも抵抗力はどんどん無くなってるので、ひどくもならないけど治らない。

・いつもは超食欲旺盛な私なのに、少し食欲減退気味。また今までほとんど減ることのなかった体重が3kgも減ってビックリ!でもこれからの季節に向けて痩せてきたことはかなり嬉しかった。

・そろそろ素足&短パンの季節!夏には水着も着るし、そのためにはこの青アザ&赤い斑点を何とかしなければ!と思い立ち、個人病院の皮膚科を受診、血液検査も受ける。
今から思うとこの皮膚科がクセモノで、血液検査はしたものの白血球、HGB、血小板などは調べてくれず、他の項目の数字をみて、これまた異常なしと診断される。受診の時には青アザや点状内出血のことも言ったのに何で血小板などの値を調べてくれなかったのか!と後から考えて、その皮膚科にはすごく不信感を抱きました。

・ある日、何気なく熱を計ってみると何と38℃!特に熱があるような自覚症状が無かったので体温計がおかしいのかなと何回か計り直してもやっぱり38℃はある。風邪でもひいたのかと思って、近所の内科へ行く。ここの先生には小さい頃からお世話になってて話しやすい人なので、今までの色んな症状、皮膚科でのいきさつなども話す。すると先生はすごく真剣な顔で『紹介状書くから明日必ずT総合病院の血液内科に行って精密検査を受けてね!』と言う。『え…明日も仕事なんですけど…』と私が言うと、『とりあえず、絶対に明日行ってね!!』と更に強く念を押され、かなり不安になる。