2007年 6月 採血データ 2007年



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日付 日記
6/2 今日は、ちょっとショックなことがありました…。

もう過ぎたことと言えば、過ぎたことなのですが、

今日、母と何気なくいつものように他愛もないことを話していた時のことです。

どこかの家でお葬式があったらしく、母が私に

「ナツの時(2003年4月脳炎で意識不明になった時)も大変やってんで。忙しかったけど、お葬式のときに出す湯飲み茶碗30人分(田舎だからか親戚や近所の参列者に出すらしい)が家になかったから、時間無いから百均に買いに行ってんから。」

と言うので、そんなこと初めて聞いたので、私は

「は??!…それって私が主治医に『今晩が山です』とかって言われてた時のこと??」
と聞くと、

「そうやで!大変やってんから!
おばあちゃんのお葬式(約30年前)の時も、湯のみ茶碗が揃って無くって恥ずかしかってんから!だから今度はちゃんと用意しとこうと思って買いにに行ってん。
だって『もう助からないかも知れない』って言われたから、じゃあ葬式やから今度こそちゃんと準備しとこうって思うやろ?」

って、私はもう一度母に聞きました。

「じゃあさ、、お母さんは私が病院で生死を彷徨ってるときに、私の葬式のための湯飲み茶碗を買いに行ってたってこと…?」

と聞くと、別に悪びれることもなく、もちろん謝ることもなく、

「そうや!だって田舎ってうるさいねんから!お父さんも一緒に行ってんで!」

と言い切った母は、私のドナーです…。

でもそれって、いつ私が死んでも準備OKよ!、ってこと…?
と聞きたいのをグッとこらえました。


私って両親にそんな風に思われてたのか、と考えるとショックなような、呆れたというか…

今はとりあえず、なんとも無かった(こともないですが)からこんな話も出来るのかな…と思うことにしました。

でもしばらくは、母を見る目が少し変わりそうです…。









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