お支度 |
朝食はビュッフェで早々に済ませ、支度入りの準備をする。 しばらくすると私の母が私達の部屋まで来てくれました。 そして9時前にウェディング担当者の方が部屋まで迎えに来てくださって、彼と母も一緒に4人で支度室に向かいました。 私の場合、手が掛かるので彼と母にも一緒に行ってもらいましたが、普通は花嫁だけが先に行くものなんですよね〜。 支度室に行くと、昨日会ったドレスショップの人とメイクさん、そして花嫁介添人の方がいらっしゃいました。 介添人の方は介護の資格を持ってる人だけあって、まず挨拶をするときもしゃがんで目線を私と同じ高さにして挨拶して下さいました。 これって簡単そうですが、中々出来ることでは無いらしいです。(彼談) そして早速メイク準備です。 今着てる服を脱いで、羽織れるガウンに着替えます。 でもガウンって丈が長くて車椅子に座ってる状態では着にくいので、私の場合、上はドレス下着以外を脱いで、下はそのままでガウンだけを前から袖を通して羽織ってる状態でスタンバイOKです。 前からガウンを羽織ってるっていっても、すぐずり落ちてくるし何とも変な格好…って息つくまもなく、彼と母に見守れらながらメイク前の顔面マッサージから始まりました。 ほっぺたから目の方へたるんだお肉を持ち上げるように、ていね〜いにそして結構な力でのマッサージです。 車椅子に座ってて、上半身のバランスが崩れるぐらい激しかったです。 やっとメイクが終わったので、トイレ休憩です(私だけ) その時に母を呼んで、ストッキングを履くのを手伝ってもらう。 そして次はヘアメイクで今度はアツアツのホットカーラーをきつめに何個かを巻きつけられました。 普段やり慣れて無いので、頭皮が熱くてヒリヒリしてくるのがわかる。 と、ここまでで普段の私なら絶対に我慢できてないと思いますが、この時は違いました。 だって今まで、この日の為にがんばってきてんから!少しでもきれいになれるんやったら、今日だけは痛いのも我慢する〜!!! という心意気でした。 そして1時間半後、完成! やっぱりプロのメイクって凄いです。 自分でいうのも何ですが、本当に別人のような仕上がりでした♪ 私もびっくりでしたが、横で見ていた彼と母も歓心するほどだったらしいです。 (前が前だけに、メイクさんもやり甲斐ああったと思います) ヘアメイク代が他と比べると高かったですが、ここにお願いしてよかった!と思いました。 |
写真撮影 | そのまま、写真撮影スタートです。 支度室風景から始まり、外でも撮影することが出来ました。 台風来てるし、天気は大荒れの予想でしたが、雨も降らずたまに晴れ間が見えるくらいでした。 ドレスは裾の広がりが少ないものでしたが、それでも裾がタイヤに引っ掛かりそうにもなるし、足は震えて(しんせん)ステップから落ちそうになるので、それらを上手くそして控えめに介添人のお姉さんがうまくフォローして下さいました。 そして次はリハーサル会場へ、という時にトイレに行きたくなった私は、彼と母とを2人連れて、バリアフリートイレへ。 ドレスを着てのトイレは大変で2人についてきてもらって無事に済ませました。 リハーサルも済ませて、次はいよいよ式です。 |
挙式 |
私のたっての希望だった、彼にお姫様だっこでリムジンから車椅子に座らせてもらい、二人そろっての入場です。 最初、彼とバージンロードを歩いてるとき(正確には彼に車椅子を押してもらってるとき)、私は思わずウルっときそうになりました。 ふと彼を見ると、始まる前は 「俺は絶対に泣くやろうな〜」 って言ってたのに、泣いてないし…。 ここで私だけが泣いて、化粧が台無しになって1人写真に変な顔で写ったら嫌や〜!という思いで、ウルッときそうなのをグッとこらえました。 後で聞くと、彼も必死で泣くのを我慢していたそうです。 そして、2人とも涙をこらえて祭壇前に到着です。 牧師さんが聖書の教え(?)みたいなのを読み上げてられてる内容に、 『健やかなる時も、病めるときも…』 とか 『どんなに暗い夜でも、朝は必ずくるのです。』 というのがありました。 もっと他にも胸にジーンとくる言葉がありましたが、私が印象に残ってるのはこの2つです。 そんなこと言われたら…走馬灯のように色んなことが頭の中を過ぎりました。 私が意識不明になった時も、私がこうなった(足が不自由になった)時も彼が支えてくれたよなぁ。 あの時が夜だったら今が朝ってことなんかぁ〜、と 考えると、また第2弾のウルッが押し寄せてきそうになりましたが、ここでも何とかグッとこらえました。 ここが私の一番の涙のこらえ時でした。 彼もまた同じだったようです。 と、いう感じで式は無事に終了して、次は会食とケーキカットです。 |
会食 | 挙式では、緊張しまくりでしたが無事に終えることができて、ホッとしていました。 私は窮屈がりなので、当初はケーキカットが終わったら即ドレスを脱いで楽な服装で会食をするつもりだったのですが、 いつもなら絶対こんな窮屈な服を着てたら絶えられない私が、少しでも長く着ておきたいと思い、結局最後まで着ていました。 そして会食もケーキカットも無事終了しました。 余韻に浸ってる間も無く、明日はもう帰るんだった〜。 |