結婚の話
 
2006年 後半 退院して自宅での生活に慣れてきた頃から、私は彼とはこの先どうなるんやろう…結婚…出来ることならしたいよなぁ、と考えるようになってきました。

だけどチェアウォーカーだし、白血病だって再発しないとは言い切れないし、家事も満足に出来ないし、子供も出来ない。こんな私からは、とてもじゃないけど自分からは言い出せなかった話題でした。

もし彼が私のそんな気持ちを知ったら、引いてしまうかもしれへんし…。
そうだよね、私なんかと結婚しても彼には重荷になるだけだもんね。結婚できなくてもこのまま彼が傍にいてくれたら幸せやし、贅沢いったらあかん!このままでいいや!
と自分に言い聞かせてました。

2007年 1月
そして年が明け、最初の通院に彼と一緒に行った帰りの車の中で、どちらともなくこれからの2人の将来について話しだしました。

彼が「これから先、どーする?」みたいな感じで聞いてくれました。
最近は、彼からこんな前向きな質問されたことが無かったので、驚きましたが、とっても嬉しかったのを覚えています。

そこで私は、自分の気持ちを伝えるのは今しかない!と思い、正直に言いました。

すると、彼も結婚のことは考えてくれていたようで、でもやっぱり色んな面で彼は彼なりに悩んでくれていたようでした。


そこで私は、彼に内緒で去年の秋頃からネットで式のことを調べてると言うと、彼は
「結婚はしても、結婚式は別にしなくてもいい」、という考えのようでした。

でも私の夢(リゾート地でドレスを着て式をして、お姫様抱っこで写真を撮りたい)を話すと、彼は女心を理解してくれたらしく
「ナツがそんなに式したいんやったら、しよっか〜」と言ってくれました!

やった〜〜〜!

ということで、この日から私達の結婚式場探しが始まりました。

4月 ある日、突然彼から婚約指輪を貰いました!

少し前から、そろそろ買いに行かんと、と言ってましたが、まだまだだと思ってたのに、前の日に買ってくれたんんだそうです♪

それからしばらくは、箱から指輪を出してはめてその手を眺めて一人ニヤついて、外してまた直して、また出してきてはめて、眺めて…みたいなことをしてました。

この時は、結婚の話はしていたけど、式場もまだ決まってなかったし、彼はどこまで本気で考えてくれてるのかがよくわからなかったので、このサプライズはとても嬉しかったので〜す♪



閑散期をねらって、式場の下見旅行へ行ってきました。

5月 両家の顔合わせも無事終了です。

新居探しもこの頃から始める。
新居関係は彼、式関係は私、という感じで自然に役割分担をしていました。
7月 今度は結婚指輪です。

これは2人で買いに、チェアウォーカーになって始めての電車に乗って行ってきました。

普通、駅の駅のトイレってトイレットペーパーが無いんですよね…。たまたま私は、今回電車に乗るんだし♪と思ってカバンの整理をした時に普段は絶対に持っているポケットティッシュを入れてこなかったのです…。

仕方なく、彼に駅の売店で100円のポケットティッシュを買ってきてもらいました。
最近は外のトイレでもトイレットペーパーって有るのが当たり前になってきてたから…自分のポケットティッシュ使うことってなかったし…(←言い訳)

女として恥ずかしかったし、100円とはいえ勿体無かったなあと本当に反省です…。

8月〜 新居は色々迷った(というか選択肢が無かった)結果、彼の職場近くのリフォームできる新築マンションを買うことに決定しました。
(と簡単に書きましたが、ここまで来るのには彼の多大なる努力があったからなのです!ありがとう♪)

そしてマンションを買う手続きの関係で、先に籍だけは入れておいたほうがいいとのことだったので、式前に2人で半日掛かりで入籍、他諸々の手続きを済ませました。


これで私達は、夫婦になりました!

でもこの時は式まで日があったし、結婚式が終わった今現在(2007年12月初旬)もリフォームが遅れててまだ一緒には住んでいないので、正直あまり実感はないです。

でもこの前、病院で新姓で呼ばれたとき、『あ、もうわたし結婚したんだな〜』て思いました。

式のことは、1つ前のページからどうぞ〜。
(徐々にアップしていく予定です)